手作りコスメが好きな人の中では比較的おなじみなのがグリセリンです。
ちょっと試しに買ってみたものの、大量に余らせてしまい、使い道に困っているなんていう方はいませんでしょうか。
ここでは、グリセリンはそもそもどういったものなのか、またグリセリンを使う時の注意点や、余ったグリセリンを有効的に使う方法などについてご紹介いたします。
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グリセリンとは、そもそもどんな物質なのか
グリセリンはさまざまな化粧品に使われており、ドラッグストアで買うことが出来ます。
そんなグリセリンは、手作りコスメが趣味だという人達の間でも注目されているものです。
しかし、そのグリセリンとは、そもそもどういった物質なのでしょうか。
グリセリンは、主に植物や海藻から抽出される物質で、アルコールの分類に含まれます。
手触りはややヌルヌルしており、保湿剤や潤滑油などとして使われるものです。
無色透明で人体への影響も殆どないので、化粧品や食品加工に使われるだけではなく、薬など、医療の面でも活躍しています。
ちなみに味はほんのり甘いそうです。
ただし、甘いからといって飲み物に入れるのはやめましょう。
グリセリンは、さまざまな場面で活躍している物質なのです。
グリセリンの使い道を知る前に、注意事項についても知っておこう
きちんと使用上の注意事項を守って使いましょう。
原液で使わない
グリセリンは、少し触れただけで何か大きな変化を起こすようなものではありません。
しかし、アルコールの仲間に分類されるものなので、原液を肌に塗り続けると、余計に肌を乾燥させてしまいます。
使う時は、必ず精製水などで薄めて使いましょう。
火気に気をつける
グリセリンはアルコールの分類に入る物質ではあるため、可燃性です。
保管をする時は、ストーブやコンロなどの火の気の近くに置いたり、高温になるような場所に置かないようにしましょう。
肌へのテストを行う
しかし、だからといって絶対に肌への影響がないとは言い切れませんので、必ず肌へのテストを行いましょう。
どんなものでも正しい使い方をすることが大切です。
グリセリンが余った時の使い道、まずはスキンケアに使ってみよう
余ってしまったグリセリンにはさまざまな使い道があります。
まずは、スキンケアとして使う方法についてご紹介します。
化粧水
グリセリンは精製水に対して5%から10%の割合で入れることで化粧水にもすることが出来ます。
ただし、使用期限は1週間と意外に短いので、まとめて作らずに少量にし、保存する時も冷蔵庫に入れるようにしましょう。
入浴剤
グリセリンは、入浴剤としても使うことが出来ます。
使い方は、お風呂のお湯にグリセリンを20mlほど入れて混ぜるだけです。
普段使っている市販の入浴剤と併用するのも良いでしょう。
グリセリンは使用量を守れば、肌に潤いを与えてくれるものになります。
グリセリンには、ヘアケア剤としての使い道もある
化粧水や入浴剤としても使えるグリセリンですが、まだ余っているようであれば、ヘアケア用品としての使い道もあるので、ぜひ活用してみましょう。
普段のシャンプー、コンディショナーに使う
グリセリンをシャンプーやコンディショナーに使うといっても、原液を頭にかけるわけではありません。
一回の使用量に対して1滴のグリセリンを混ぜて使うのです。
グリセリンには保湿効果がありますので、髪の毛や頭皮が乾燥しがちな人に効果が期待できます。
寝癖直し兼ヘアローション
髪に寝癖がついた時に、水を付けてもイマイチ髪の癖が直らない時は、グリセリンを使った寝癖直しスプレーを作ってみるのはいかがでしょうか。
入れる割合は、化粧水よりも薄めの2%から3%くらいにすると、髪もベタつきづらくなります。
髪に多めにスプレーをした後、ドライヤーでセットすれば、バッチリ直ります。
また、寝癖直しスプレーは、ヘアローションとしても使うことが出来ます。
ですので、お風呂上がりに頭皮にシュシュっとかけてすり込んでマッサージをし、朝寝癖がついたら、寝癖直しとしても使うことが出来るのです。
グリセリンは、髪の潤いを保つのにも役立ちます。
グリセリンの意外な使い道についてもご紹介
グリセリンには他にも意外な使い道があります。
しみ抜き剤
洗濯物のしみ抜きといえば、専用の洗剤を使う人も多いと思いますが、それにグリセリンと重曹、それからお湯をプラスし、ペースト状になるように混ぜると、高い効果を持つしみ抜き剤になります。
角質取り
グリセリンは重曹と1対3の割合で混ぜたペーストにすると角質取りとしても使うことが出来ます。
肘や膝など、角質が固くなって気になっている場所を優しくマッサージしましょう。