焼き魚や焼き肉を食べる時に、さっぱり口当たりにしたいのであれば、大根おろしがおすすめです。
しかし、家で大根おろしをおろした時に、すごく辛くて食べづらかったなんて経験はあるのではないでしょうか。
ここでは「大根おろしがないのは物足りないけど、辛い大根おろしは苦手」という人にピッタリな、辛くない大根おろしを食べる方法についてご紹介いたします。
これは読んで、今日から辛くない大根おろしを楽しみましょう。
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大根おろしを辛くさせたくないのなら、使う位置に気をつけよう
大根おろしは、焼肉や焼き魚、サラダなどに便利に使える食材です。
しかし、その大根おろしを家で食べる時に、必要以上に辛くて、食べ切るのに難儀したなんて経験はないでしょうか。
いつもと同じおろし方をしていても、その差が起きることがあります。
ポイントは「大根のどの位置をおろしに使ったのか」という事
特に気にしたことがない人であれば、大根おろしに使う位置に気をつけてみましょう。
辛くない大根おろしにしたいという人におすすめの位置は、「葉に近い上の部分」です。
大根の辛味は、根の下に行けばいくほど辛くなります。
逆に言うと、辛い大根おろしを食べたい時は、下側を使うようにすると良いでしょう。
大根おろしが辛くなるかならないかは、買う時から決まっている
大根おろしにするなら、上の部分を使えば良いのはわかりましたが、そこを使ったのにも関わらず、大根おろしが辛くなることもあります。
大根の選び方
大根は、スーパーなどで購入した時点で辛くなるかならないが決まるのです。
辛くない大根を選びたい時に見るべきポイントは、「小さなくぼみの並び」です。
大根の表面を見た時に、細い根っこが出てくる小さな窪みがいくつもあります。
その窪みはランダムにあるように思えますが、よく見ると、上から下まで真っ直ぐに並んでいたり、斜めや、バラバラについているものがあります。
また、葉の周辺の緑の部分が広くないものや、表面にツヤがあり、皮が薄いものが食感も良く新鮮で辛味も少ないものになります。
大根おろしを辛くさせない、おろし器の選び方
出来るだけ辛くない大根を選んだら、次はおろし器です。
おろし器には目の粗さや素材の違いがあります
辛くない大根おろしにするのであれば、どのようなおろし器を選ぶのが良いのでしょうか。
そのためには、大根おろしが辛くなる条件について知る必要があります。
大根の辛味成分は、大根の繊維の中に隠れています
ですので、大根が細かくなればなるほど、隠れていた辛味成分が表に出てくるのです。
そういったことから、辛くない大根おろしにしたいのであれば、目の荒いおろし器を使うのがおすすめです。
特に辛くない大根おろしが出来るおろし器は、「鬼おろし」です。
鬼おろしは、主に竹で作られている目の荒いおろし器です。
大根おろしのおろし方ひとつで、辛味の度合いも変わる
出来るだけ辛くない大根おろしにするのなら、鬼おろしでおろすのがおすすめですが、持っていない人も多く、正直家にあるおろし器で済ませたいと考える人もいるでしょう。
そういった時は、辛くならないおろし方で大根をおろしてみましょう。
その方法について二つご紹介します。
ゆっくり円を描くようにおろす
大根おろしが辛くなるのは、大根の中にある、辛味カプセルのようなものが壊れるからです。
それが出ないようにするのなら、辛味カプセルが壊れないように、ゆっくり、そして円を描くようにしておろすと、辛味が出づらくなります。
大根の繊維に沿っておろす
大根の辛味成分は繊維の中にあることに注目した場合、最も効率よく大根をおろせる方法をご紹介いたします。
- まず、大根を縦長のイチョウ切りにします。
- そして尖っている部分をおろし器に当て、前後させるように動かして大根をおろすのです。
こうすることによって、辛味のカプセルが壊れづらくなり、辛味の少ない大根おろしにすることができるのです。
どちらも辛味の少ない大根おろしを作る方法ですが、特に二番目の方法がおすすめです。
大根おろしの辛味を取る、さまざまな方法
大根おろしの辛味を抑える方法はさまざまなものがありますが、「どうしても大根のしっぽの部分を使わなくてはいけない」、「うっかり辛味が出てしまうようなおろし方をしてしまった」などといったことがあるでしょう。
しかし、そういった場合でも、大根おろしを辛くなくさせる方法はあるのです。
すぐに使わない
大根の辛味成分は時間の経過とともに弱くなっていきます。
ですので、調理をする一番最初に大根をおろしておけば、食べる頃には辛味も弱くなります。
電子レンジに入れる
大根おろしの辛さは、加熱することでも減らすことが出来ます。
ですので、電子レンジで数十秒加熱してから使うと、辛味が減ります。
ただし、加熱しすぎると、大根おろし特有のシャリシャリとした舌触りも減ってしまいますので、加熱時間はほどほどに加減しましょう。
お酢をかける
時間も加熱も必要のない、手軽な方法のひとつに「お酢をかける」というものがあります。
出来上がった大根おろしに少量の酢をかけて混ぜることで辛味を抑えることが出来ます。
うま味調味料をかける
やり方はいたって簡単、大根おろしに適量のうま味調味料を振りかけて混ぜるだけです。
辛味も酸味も苦手なお子さんにもピッタリな方法です。
辛いからと敬遠するのではなく、さまざまな工夫をして、美味しく食べましょう。