アイスクリームにまつわる雑学。始まりからトリビアまで

アイスクリームは、全世界で愛されているスイーツのひとつです。
そんなアイスクリームは一体いつからあるのでしょうか。
ここでは、アイスクリームの始まりや、それにまつわる雑学についてご紹介します。
これを読めば、いつも当たり前に食べていたアイスクリームに対しての見方や、味わいも変化し、より美味しく食べられること間違いなしです。

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アイスクリームの始まりにはこんな雑学があった

世界中の人達に愛されるアイスクリームは、さまざまな味が楽しまれていますが、そもそもの始まりはいつなのでしょうか。
まず始めにアイスクリームの始まりの雑学についてご紹介します。

アイスクリームの始まり

アイスクリームの始まりを辿ると、なんと紀元前4世紀まで遡ります。

そんな遥か昔、古代ギリシャのアレキサンダー大王が雪山の氷を麓まで運ばせ、それを削って牛乳やはちみつ加えて味わったものがアイスクリームの始まりです。
今で言うところのかき氷に近いものです。

アイスクリームは元気の源

山から運んだ氷は、アイスクリームとして楽しまれていただけではなく、疲れていた兵士の疲労を回復する飲み物に入れるものとしても使われていました。
確かに、暑い日に冷たい飲み物を飲むと、頭も体もシャッキリします。

アイスクリームが広まったきっかけ

アイスクリームは長い間、雪山があって、それを取りに行かせられるような条件が揃ったごく一部の地域でのみ楽しまれていました。
それが全世界へと広がるようになったきっかけが2つあります。

その一つが、イタリアでの冷凍技術の発達です。

今のような冷凍庫とはいかないものの、今までよりも長い時間氷を冷やすことの出来る技術が発展し、さらにもう一つ、イタリアの大富豪の娘とフランス王との婚礼が重なり、イタリアで楽しまれていたアイスクリームがフランスへ伝わり、さらにそれがヨーロッパ、ひいては全世界へと広がるようになったのです。

冷凍技術の発達と、王族の婚礼がなければ、今のようにアイスクリームが伝わっていなかったのかも知れません。

アイスクリームはいつ日本に来たのか、その雑学も知ろう

遠いヨーロッパから広まるようになったアイスクリームが日本に伝わったのはいつ頃なのでしょうか。
アイスクリームが日本に伝わった際の雑学についても学んでいきましょう。

アイスクリームを食べたのは歴史的な条約の時

日本人が始めてアイスクリームを食べたのは、江戸時代末期です。

それは、日米修好通商条約のためにホワイトハウスを訪れた使節団が初めて食べました。
使節団の人達は、初めて食べる冷たくて甘いアイスクリームの味にたいへん驚いたとのことです。

初めてのアイスクリームは超高額

日本で初めてアイスクリームが食べられるようになったのは、明治の初頭のことです。
アイスクリームの材料は今とほとんど変わらないものですが、当時それらを揃えるのに大変なお金がかかました。

そのため、アイスクリームひとつの買うのに、今の値段に直すと一万円近くの価格にもなり、ごく一部のお金持ちにしか買うことの出来ない超高額スイーツでした。

庶民が食べられるようになったのは、大正時代から

とても値段が高く、一般庶民の口に入ることはなかったアイスクリームですが、大正時代の後期になると、技術の発達により大量生産が出来るようになり、価格もぐっと下がり、やっと庶民の口にも入るようになりました。

紆余曲折があったアイスクリームですが、技術者のたゆまぬ努力によって、食べることが出来るようになったのです。

アイスクリームを食べる時に知っておきたい雑学

冷たくて美味しいアイスクリームですが、食べる時にこだわりがある人、特にこだわりがない人それぞれですが、ここでは、アイスクリーム食べる時の見方が変わる雑学についてもお読みください。

アイスクリームの美味しい温度

アイスクリームを保存する時は、-18℃が良いとされています。
しかし、いざ食べようとすると、ガチガチに固くなって食べづらいなんてことはよくある話です。
そこで、アイスクリームをベストな状態で食べられる温度にしてみましょう。

その温度とは-10℃です。

ですので、アイスクリームをすぐに食べるのではなく、少し溶かしてから食べるのが最も美味しいタイミングなのです。

アイスクリームのパッケージにはアレが書かれていない

アイスクリームのパッケージには、食べ物や飲み物の外装に必ず書かれているものがありません。
それは、賞味期限です。

実はアイスクリームは、正しい方法で保管し続けることが出来るのであれば、何年経っても食べる事が出来るのです。

しかし、これはあくまでも条件を整える事ができた場合です。冷凍庫の扉を何度も開けしめをしていると、冷凍庫内の温度も変化してしまうため、時間とともにアイスクリームの味が変化してしまう恐れもあるのです。

アイスクリームのようでアイスクリームではないもの

アイスクリームが食べたいと思った時に、自分の好きな味のものを選ぶでしょう。
しかし、それはアイスクリームに見えて、アイスクリームではないかも知れません。
というのも、アイスクリームとパッケージに表記しても良いのは、乳固形分が15パーセントで、乳脂肪分が8パーセント以上という条件を満たしているものだけだからです。

アイスクリームの他には、アイスミルクや、ラクトアイスという分類があります。
パッケージと中身のアイスを食べ比べてみると、その違いがよくわかるはずです。

まだまだある、アイスクリームに関する雑学

アイスクリームを食べる時に、その味や一緒に食べるものなどについての知ってるようで知らない雑学についても見てみましょう。

バニラは裏切りの味

アイスクリームの中でも特に人気のバニラは、濃厚なミルク味と、甘い香りが食欲をそそります。
当たり前のように使われているバニラは、あくまでも香りの名前のため、バニラそのものの味は正直美味しいものではありません。
そのため、お菓子作りで使われるバニラエッセンスを舐めると、裏切りの味に悶絶することでしょう。

「コーン」は、とうもろこしではない

アイスクリームショップでアイスを頼んだ時に使われるコーンの材料を、とうもろこしだと思っている人は半数以上いるのではないでしょうか。

実は「コーン」とは、英語で円すいを表す言葉です。
実際のアイスのコーンは、とうもろこしではなく、主に小麦粉から作られているのです。

アイスクリームの天ぷらを食べるには

料理やお菓子作りに詳しい人なら一度は聞いたことがあるのが、「アイスクリームの天ぷら」です。

いわば伝説とも言える、アイスクリームの天ぷらを食べるためには、まず天ぷらとして揚げる形にアイスクリームをすくったら、すぐに衣に包まず、しっかりもう一度冷凍させましょう。

なぜなら、アイスクリームはすくった時点で、すでに溶け出しているからです。
そうならないように、先に天ぷらにしやすい丸などの形にしておいてから凍らせ、調理の直前に取り出し、素早く衣をつけてから低温で揚げるのです。この時に決してアイスクリームに油がつかないようにするのが大切なポイントです。
また、カステラやパンなどで包んで凍らせてから衣をつけて揚げると、より成功率が上がります。

アイスクリームの天ぷらはなかなか食べられるものではありませんが、機会があれば、是非一度作ってみてはいかがでしょうか。

日本と外国で異なるアイスクリームにまつわる事柄

外国で生まれたアイスクリームは、日本に伝わると、日本独自の発展を遂げました。
そのため、日本と外国とで異なるアイスクリーム事情があるようです。

「アイスください」は通じない

アイスクリームを食べたいと思った時に、お店の人に「アイスください」と言えば、チョコやバニラなどのアイスクリームが出てきます。
しかし、それと同じことをアメリカで言うと、アイスクリームではなく、氷が出てきます。

ちなみにかき氷を食べたい時は、「シェイブドアイス」と言えば通じます。

イタリアでかき氷は珍しい

イタリアではアイスクリームは「ジェラート」と呼ばれ、イタリア国民に広く愛されています。
その形状は、コーンに乗せられていたり、スティック状だったり、ビスケットに挟まれていたりなどさまざまです。

その一方でかき氷を目にすることはほとんどなく、そのため日本のアニメでかき氷が出るシーンがあったら、そのまま「カキゴオリ」と呼ぶそうです。
世界中で愛されているアイスクリームですが、国によって名称や形状が異なります。
もし外国に旅行に行くことがあれば、その違いについても楽しんでみると良いでしょう。