トマトは、そのままでも煮ても焼いても美味しく食べられる野菜です。
普段当たり前のように食べられているトマトですが、意外と知られていないことは数多くあります。
ここでは、トマトに関する知ってるようで知らない雑学についてご紹介しますので、トマトが大好物と言う人も、そうではない人も、これを学んで友達や家族にその知識を披露してみましょう。
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トマトがどのような野菜なのかがわかる雑学
トマトがどういったものか説明しろと言われたら、赤くて水分が豊富で酸味のある野菜などといった特徴を挙げるでしょう。
そもそもトマトはなぜ「トマト」いう名前が付けられたのでしょうか。
トマトの名前のルーツを辿ると、メキシコの中央部で栄えたアステカ文明に行き着きます。
アステカでは、トマトが膨らむ様子を見て、「トマトゥル」、直訳すると、「膨らむ果実」と呼んでいました。
ちなみにトマトはフランス語でもスペイン語でも「トマト」です。
もちろん別の呼び方をする国はいくつかあり、例えばイタリアでは「ポモドーロ」、中国語では「番茄(ファンチィエ)」、もしくは「西紅柿(シィホンシィ)と呼びます。
中国で二通りの呼び名があるのは、地域の差、つまりは方言のようなものです。
トマトは、呼び方が変わっても、世界中で愛されている野菜なのです。
トマトに対する見る目が変わる雑学を知ろう
トマトは、さまざまな料理に使われるため、世界中で愛されている野菜ですが、昔は今と違った一面を持っていました。
それは、トマトが日本に伝わった当初は、食べるものではないと思われていたのです。
そのため、実はあくまでも見るためだけのもので、口にするとは考えられていませんでした。
日本では見ることのない実の形や色が、毒があると勘違いをされていたようです。
といっても、何かの罪を犯したわけではありません。
なぜトマトが裁判にかけられたのかと言いますと、それは税金に関わることでした。
100年以上の前のアメリカでは、野菜を輸入する際に関税が必要で、一方では果物には税金がかかりませんでした。
そのことを上手く利用しようとした輸入業者達は、トマトを果物だと言って、なんとか税金を少なく納めようとしました。
しかし、それを許さないのが役人です。
かくして、輸入業者と役人とがトマトを巡って裁判を起こしたのです。
その後の結果はと言いますと、主に料理に使われ、お菓子作りにほとんど使われないトマトは、野菜であると、正式に決められたのです。
たかがトマトと思っても、このような、見る目が変わるような雑学もあったのです。
トマト博士になれる、トマトの種類に関する雑学
トマトを語る上で忘れてはいけないのが、トマトの品種です。
今まではトマトの品種に詳しくなかった人でも、トマトの変わった品種についての雑学をいくつか知っていると、周りの人からトマト博士と言われるかも知れません。
その中でも特に変わった色をしているトマトについてご紹介します。
トマトに詳しい人達の中でも変わり種の色として真っ先に挙げられるのが、「インディゴ・ローズ」です。
その見た目は真っ黒で、正直トマトだと言っても信じてもらえないかも知れません。
ただ、栄養価がかなり高く、健康志向の人にはおすすめのトマトです。
次に変わった色のトマトは、「チェリースノーボール」です。
こちらは、インディゴ・ローズとは逆で、白いトマトとして有名です。
真っ白というよりは、やや黄色身がかかっているのも、このトマトの特徴です。
そしてもうひとつご紹介したいのが、「ディノ・エッグ・グリーン」です。
このトマトは、黄緑とオレンジの縞模様で、この品種を知らない人からすると、「これがトマト?」と驚くような色と模様をしています。
トマトの種類には、色も味もさまざまなものがあります。
トマトを育てる時に知っていると役立つ雑学
トマトは比較的栽培のしやすい野菜ではありますが、知っておくと役立つ雑学を頭に入れておきましょう。
まず、トマトを育てる上で覚えておきたいポイントの一つが、「水を与えすぎない」ということです。
植物を育てる時は、水を絶やさないようにしがちですが、トマトはやや乾燥するくらいに育てると、良い味になります。
とはいえ、乾燥させすぎると、本当に枯れてしまいますので、適度な加減が必要です。
もうひとつ大切なことは、「日を十分に当てること」です。
トマトを育てる時は、ちょっとしたポイントを押さえることが大切です。
トマトが好きでたまらない人に教えたい雑学
トマトは、そのままでも、煮ても、ケチャップのように加工しても美味しい野菜なので、トマトが大好きという人は数多くいます。
トマトが好きで好きでたまらないという人に是非行ってもらいたいお祭りがあります。
その名も「トマト祭り」です。
トマト祭りはスペインのブニョールという街で毎年開催されており、トマトをこれでもかというくらいに投げ合う、トマト好きにとっては最高のお祭りです。
しかし、このお祭りは大変人気で、毎年多くの人達がブニョールに集まります。
もし、思い切ってトマト祭りに参加したいという人は、早めに飛行機やホテルの予約を取り、トマトまみれになっても良い服を準備して参戦しましょう。
きっと忘れられない旅の思い出になるはずです。
もっとトマトを知って、トマトの魅力を広めましょう。