3月にはひな祭りやホワイトデーなどの楽しいイベントがありますが、他にもあまり目立たない記念日などもあります。
それは、3月28日の「シルクロードの日」です。
ここでは、シルクロードの日がどういった日なのか、またシルクロードに関連したさまざまな雑学や豆知識などについてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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シルクロードの日は、何を記念している日なのか
日本で制定されているさまざまな記念日には、何かが始まった日だったり、語呂合わせのいわゆるダジャレのようなものがあったりとさまざまです。
そのような中で3月28日がシルクロードの日となったのは、どのような意味からなのでしょうか。
シルクロードとは砂漠や山を越えて交易をする道のこと
当時その道のりの途中に楼蘭という湖のそばにある都市がありました。
しかし、長い年月の中でその都市は衰退し、いつしか幻の都市とされてきました。
これを記念して、3月28日はシルクロードの日と制定されたのです。
記念日には必ずなんらかの意味があります。
シルクロードの日に知っておきたい、シルクロードの概要
シルクロードと聞くと、ラクダに乗って砂漠を渡るエキゾチックなイメージを思い浮かべます。
しかし、そもそもシルクロードとはどういったものだったのでしょうか。
その概要についてご説明します。
シルクロードは中国と中東の間にある砂漠の交易路の事を指します
といっても、これはその解釈のひとつであって、さらにヨーロッパや日本までつながってこそシルクロードだという見方もあります。
確かにシルクロードを交易路として考えれば、そのように考えるのもうなずけます。
シルクロードは最初からそのような名前がつけられていたわけではありません。
ドイツの地理学者が交易などの歴史について研究をすすめる上で、交易の品物の上で特に重要視されていた絹に着目してシルクロードと名付けたのです。
シルクロードの過酷で長い道のり渡って来た人たちがいたからこそ、今現在のような文化の発展があったのです。
そういった事柄をシルクロードの日に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
シルクロードの日に学びたい、シルクロードから日本への渡ったもの
シルクロードを使って交易が行われていたことで、影響があったのは日本も例外ではありません。
遠い国から国へとさまざまな物が運ばれ、それらは海をも渡り、日本へと伝わりました。
絹製品はもちろんですが、それ以外にいくつかのものをシルクロードの日にちなんでご紹介します。
シルクロードのおかげで伝わったものの一つが仏教
遠いインドから伝わった仏教はその教えや仏像など、今の日本においても大きな影響を与えています。
そして他にも美術品や工芸品も日本の文化に大きな変化をもたらしました。
日本独自の解釈を交えたものも増え、それが日本の美意識の発展にもつながったのです。
何よりも大きかったのは、野菜や果物です。
さすがに実や葉のように時間が経つと腐ってしまうものは無理ですが、その種を運ぶことで日本の食文化に多大な彩りを与えたのです。
リンゴや桃、ブドウなどはシルクロードの交易がなければ日本で育てて食べることは不可能だったのです。
日本にもシルクロードがあったとはどういったことなのか
シルクロードは外国のものと考えるのが当然ですが、それと同様のものが日本にもありました。
街道
街道とは、日本橋を起点として、東海道、中山道、日光、奥州、甲州の五街道のことを指します。
そして浮世絵にもある「東海道五十三次」とは、その東海道にある53の宿場を示すものです。
今では車や電車などを使えば数時間で行ける道のりも、昔は徒歩か馬くらいしかありませんでしたので、要所要所の宿場で寝泊まりをしながら移動を繰り返していたのです。
物によっては外に持ち出すことを禁じている品物もありましたので、そういったことは厳重に管理されていました。
そのため、所々に関所を置いて、きちんと通行手形を持っている人なのか、また持ち出しを禁じている物は持っていないかなどを厳しく監視していたのです。
ものづくりの技術を守る点でも、人の流れをチェックすることは大切なことだったのです。
実際にシルクロードを歩いてみたいなら、こうしよう
美しく広大な砂漠の道を進むシルクロードの魅力は、その現地に行けば、写真や絵画で見るのとは違った感動を体験できるでしょう。
知識や装備をきちんとせずにその場所まで行くのは大変危険な行為です。
しっかり下調べをして行くようにしましょう。
特におすすめなのが旅行のツアーです。
旅行会社によって、シルクロードを巡る世界遺産を回れるツアーが企画されているところもありますので、機会があれば是非参加してみましょう。
ツアーであれば、知識のあるガイドさんが引率してくれますし、ツアーの行程によっては、普段見られない場所を見るチャンスがある場合もあります。