背徳的どのような意味があるのか、またその言葉の使い方

背徳的という言葉はよく聞くことがありますが、その意味をきちんと知っていますでしょうか。
ここでは、背徳的の意味やその言葉の使い方、また背徳的な行動をしがちな人の特徴などについてご紹介しますので、背徳的なことに惹かれる人や、背徳的な行動をする人の心理が理解できないので、論理的に知りたいという人などは是非参考にしてみてください。

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背徳的という言葉の意味について知ってみよう

「背徳的」という言葉を聞くと、どういった事柄を連想するでしょうか。
多くの人は「悪いこと」などと言うでしょう。

社会や世間の道徳から逸脱すること

他の言い方をすれば、人間のルールやモラルに反する事なのです。

ですので、仮に道にゴミを捨てるのが人間たちにとって悪いことではないとされていれば、道にゴミを捨てる行為は背徳的でもなんでもなくなります。

ルールやモラルがあるからこそ、背徳的という言葉が成り立つのです。

法律や宗教的な思想と反する言動、もしくは行動が背徳的というわけです。言葉の意味を知れば、より深い使い方をすることが出来ます。

背徳的の意味がわかったら、その言葉の使い方も学ぼう

背徳的という言葉は、人間の生活をしているからこそ生まれた言葉です。
その言葉の意味を知ったら、使い方についても学びましょう。
背徳的を使った言葉を使う時は、ルールから逸脱したり、神や主人のように自分より目上の人に背く行為を説明する時に使います。

ただルール破りをするよりは「してはいけないこと」ということを意識しながらしている様子を表して使います。

例えば、花壇の花をむしるのは良くないことですが、それをしているのが、野の花と花壇の花の区別がつかないような小さな子どもでは意味がありません。
花壇の花をむしってはいけないというルールをわかっていながらそれを行ったり、花壇の花がめちゃくちゃになってしまうことで悲しむ人がいることを知っていてあえてするのであれば、それらは背徳的な行動となります。

背徳的は、文学的表現としても有効活用出来ます。

背徳的の意味を知りながら、それをしてしまう人の心理

背徳的なことはいけないことだとわかっていてもしてしまう人は少なくありません。
そういった行動をしてしまう人の心理とはどういったものなのでしょうか。

刺激に飢えている

背徳的な行動をすると、通常とは違った刺激を受けます。
毎日が同じ繰り返しで、いつもとは違ったことをしたいと考えた時に、普通では得られない快感を得るために背徳的なことをしてしまうのです。

フラストレーションを解消したい

優しい人や真面目な人は多くの人から好かれます。
しかし、そういった行動を「演じている」と感じる人はそのフラストレーションやストレスを解消したいがために背徳的な行動をしてしまうのです。

格好いいと思っている

小説や映画などの表現で、背徳的な行動をする人物をスタイリッシュに描くことがあります。
それを見た人の中には、それを格好良く思ったり、憧れを抱く人もいます。
そのために、本当はそれほどやりたくなくても、自分を良く見せたいがために背徳的な行動をすることもあります。

背徳的な行動は、人との関わりがあるからこそしたいと考えてしまうのです。

背徳的と反対の意味を持つ言葉についてご紹介

背徳的という言葉と反対の意味を持つ言葉とはどういったものなのでしょうか。

「道徳的」

道徳的とは、正義や人の気持ちなどに沿った行動や様子を表すものです。
これも背徳的と同じように、人間のルールや気持ちがあるからこそ成り立つものです。

仮に困っている人を助けるという行動をすることで、困っている本人や周囲の人が感謝の気持ちや、感心する気持ちが無いのであれば、良い行動でも道徳的でもないと言えます。
ですので、道徳的という言葉を使った文章を作る時は、モラルに沿った行動や、他者から見て立派だと思われるような行動をしているという文を作れば良いのです。

背徳的と道徳的は、対比させて使うのが効果的です。

背徳的な行動するか道徳的な行動をするかの判断の仕方

正しい行動をしたいと思っていても、それを貫くのは難しいことです。
時と場合によっては、背徳的な行動をせざるを得ない、もしくはその選択をしたくなってしまうということもあるでしょう。

背徳的な行動をするか、それとも道徳的な行動をするかの判断の仕方のポイントは、「先の未来を予想する」ということです。

仮に今はルールから逸脱するような背徳的な行動だったとしても、それをすることによって多くの人が助かることがあるかも知れません。
また、道徳的な行いをすることで、誰も傷つかずに平和な道を進めるかも知れません。
「誰が傷ついて誰が傷つかないのか」、「組織や世の中にとってどういった作用を及ぼすのか」など、さまざまな観点から考える事が出来れば、自分がするべき行動が見えてくるはずです。

もし、いくら考えてもその答えが出ない時は、信頼のおける人や、高い知識や経験を持っている人に相談するのも良いでしょう。
独断で決めるか、他の人に相談するのもどちらも間違えてはいないのです。仮にその判断が失敗したとしても、リカバリー出来る方法はありますので、失敗を恐れずに行動しましょう。