雨が好きになる雑学を知って、みんなに教えたい

雨が降ると憂鬱な気持ちになる人もいますが、恵みの雨とも言われたり、ただの雨だと思っても色々な側面があります。
季節に降る雨や、雨に関連する言葉や、雨の種類など、雨に関する雑学を知ることで、雨に対する見方が変わって、家族や友達などに自慢できるようになります。
これをきっかけに明日から雨博士と呼ばれるかも知れません。

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雨はどうして降ってくるのかがわかる、基本的な雑学

みなさんは「雨って何?」と聞かれたら、多くの人は「空から降ってくる水のこと」などと答えるでしょう。
しかし、そもそも雨はなぜ降ってくるのでしょうか。
まずは、雨が降ってくるメカニズムがわかる基本的な雑学について知りましょう。

雨が降るにはまず雲から

雨は空気中に突然出来るものではありません。
まず、海や地上の水が蒸発することから始まります。
その蒸発した水が水蒸気となり、空へと上がります。
その時に一緒に細かい塵とくっついて冷やされると、水や氷の粒になります。
それが集まったものが雲となって地上の人達の目に見える形となるのです。

雨は重くなりすぎた雲

雨は少し水の粒が集まったくらいでは地上に降ってくることはありません。
仮に降ったとしても、少量すぎて地上に届く前に霧散してしまいます。
雨として地上に降るためには、量が必要なのです。
ですので、雨雲は膨大な量の水分が集まり、重くなりすぎた雲なのです。

地上の気温によって雨は姿が変わる。

気温は地上から離れれば離れるほどドンドン下がっていきます。
ですので、上空で氷の粒になっている場合もあります。
その氷が雨になる場合があります。
それは地上の気温です。
地上が暖かいと雨になり、寒いと氷の粒や雪の状態で降ってくるのです。

普段、あまり気にしていなかった雨も、こういった事を聞くと、関心が持てるようになります。

雨の名前に関する雑学。振り方によってこんなに違う

雨が降っている時に、その振り方の状態や量などによって雨の名前が変わることがあります。
また、季節によって変わる雨の名前についての雑学もを見てみましょう。

降る雨の量が少ない時の言い方

通常よりも雨の粒が小さかったり、量が少ない時は、小雨(こさめ)と言います。
また、雨の粒は小さいものの、量が多い時は霧雨(きりさめ)に変わります。

ゲリラ豪雨の別名

時々、どしゃぶり以上に大量の雨が降ることもあります。
ニュースなどではゲリラ豪雨と表現しますが、日本古来の言い方も存在します。
それは鬼雨(きう)です。
鬼が降らせたように思える雨だというわけです。

六月に降る雨の名前

六月に降る雨といえば、梅雨のように思えますが、梅雨は季節を表す言葉です。
では、降ってくる雨のことをなんと言うのでしょう。
答えは「五月雨(さみだれ)」です。
五月という言葉を使っていますが、これは旧暦の五月を指しています。
ですので、今の月の数え方でいうと、六月の事になるのです。

氷雨は冬に降らない

氷雨(ひさめ)と聞くと、雪混じりの冷たい雨だと思う方がほとんどでしょう。
実はこれ本当は間違いなのです。
というのも、氷雨は元々夏に降るヒョウやアラレのことを指す言葉なのです。
なので、俳句でも氷雨は夏の季語として使われています。

他にも色々な雨を表す言葉がありますので、時と場合によって使い分けてみましょう。

雨を連れてくる雲のことがわかる雑学を学ぼう

雨が降る時の付きものといえば、雲です。
昔から人は雲の様子を観察することで、雨の予測をしてきました。
そんな雲の種類とそれによって天気の変化がわかる雑学について学んでいきましょう。

乱層雲

乱層雲はいわゆる雨雲です。
特徴としては、地上からの高さが2kmほどの低い位置で形成され、水蒸気もたくさん含み、灰色混じりの雲となります。

積乱雲

夏によく見られる入道雲は、気象用語では積乱雲と呼ばれます。
夏空の風物詩そもいえるこの雲は、夕立や雷を伴いますので、これが出たらその後の天気には注意しなくてはいけません。

高積雲

空の高い位置で雲がうろこや羊のように見える雲を高積雲と呼びます。
この雲自体は雨を降らせることはありませんが、徐々に雲が厚くなってくると、雨が降り出すこともあります。

雲の種類や名称は、他にもたくさんあります。
珍しい雲を見かけたら、図鑑などで調べてみましょう。

珍しい雨や、虹に関する雑学について見てみよう

外を歩いていたり、外の様子を見ている時に、晴れているのに雨が降るという珍しい天気に遭遇することもあります。
また、普段は中々見ることの出来ない虹のメカニズムの雑学についてもご紹介します。

晴れているのに雨が降る理由

誰でも一度は、晴れているのに雨が降るという不思議な天気に遭遇したことがあるでしょう。
このような雨は、天気雨やキツネの嫁入りなどと呼ばれます。
この天気雨が起きる理由は二つあります。

  • まず一つは、風です。
    遠くの空で降った雨が強い風に運ばれて、雨が降った場所の空は晴れているのに、雨が降るという現象が起きるのです。
  • もう一つの理由は、雲です。
    雲はのんびり動いているように見えますが、それは遠くに見えているせいで、実は上空の強い風によって絶えず変化しています。
    ですので、雲が雨を降らせた数分後には風に流されてしまったり、吹き飛ばされてかき消えてしまっていることだってあるのです。
    そのため、地上に雨が到達する頃には、空に雲が無くなってしまうこともあるのです。

虹が見える条件

雨上がりの空に時折見られる虹は、見た人を幸せな気持ちにしてくれます。
そんな虹が出来る条件についてですが、まず第一条件が「雨が上がった直後に晴れること」です。
虹を見るには太陽が欠かせません。
ですので、ただ雨がやんだだけでは虹が表れることはありません。
次の条件は、「太陽を背にすること」です。
雨がやんだ直後に晴れたとしても、太陽と向かい合わせになるような位置では虹を見ることは出来ません。
というのも、虹は空気中の水の粒の中に太陽の光が反射と屈折を起こすことで出来る現象だからです。
なので、雨上がりに太陽が出ていて、空気中の水分が十分で、かつ太陽を背にする位置に立てば、虹を見ることが出来るかも知れません。

珍しい天気は、あまり見ないからこそ、見る人を驚かせたり、感動させるくれるものだと言えます。

雨のことが少し好きになるかも知れない雑学

ここまで、雨や雲の雑学についてお話をしてきましたが、それ以外にも雨の雑学があります。
これを読むことで、もしかしたら雨の事が好きになるかも知れません。

雨のイラストは間違えている

雨のイラストを描く時に、雨粒を涙滴型と言われる下が丸くて上が尖っている絵で描く人が多いです。
しかし、実はこれは間違いなのです。
というのも、雨粒は空から降ってくる時に空気抵抗のために、下が平で上が丸い饅頭のような形になっているのです。
どこかでみたパズルゲームのキャラクターのような形をしているというわけです。
とはいえ、雨のイラストを描く時に忠実に饅頭型の雨粒で描くとあまり雰囲気が出ません。
ですので、やっぱり涙滴型で描くのが一番です。

歩くのと走るのとでは、どっちが濡れない

雨に突然降られたけど、傘もないし、近くにコンビニもない、それどころかタクシーも捕まらないなんてことがあったら、歩くか走るかしか方法はありません。
そういった時に歩いたほうが濡れないのでしょうか、それとも走った方がマシなのでしょうか。
実はこれは、走ったほうが歩くよりも濡れないそうです。
なので、雨に降られたら、全力で走って帰りましょう。

雨は人の気持をどんよりさせてしまう面もありますが、雨がなければ水不足になってしまいます。
上手な雨との付き合い方を考えれば、きっと雨のことを好きになれるでしょう。