サメが食べるものは何?と聞かれたら、「主に魚、ときどき人間?」などという、少し物騒な答えをする人もいるでしょう。
しかし、それはあくまでも映画の中の話です。
サメの多くは普段別の物を食べています。
ここでは、サメが食べるものや、種類によってどのような違いがあるのかなどについてご紹介しますので、サメが好きな方は、是非参考にしてみてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
関連記事はありませんでした
スポンサーリンク
サメが食べるものは、種類によって異なる。ジンベエザメが食べるものは
サメと一口に言っても、大きさや形、生態などはさまざまです。
まずこの項目では、サメの中でも最大の大きさを持つ、ジンベエザメが食べるものについてご紹介いたします。
ジンベエザメは、体長が大きなものですと10メートル以上にもなる、魚類の中でも最大のものです。
体の大きいジンベエザメが食べるものは主にプランクトン
体が大きいからといって、大きい食べ物を食べるとは限らないようです。
ジンベエザメは、サメの中でも特におとなしい種類で、海の中を優雅にそしてゆっくりと泳いでいます。
サメが食べるのは、こんなものもある。ホホジロザメの好物は
サメの絵を描いてと言われた時に、多くの人は鼻が尖って背びれが立っていて、牙がギザギザしているサメを描くでしょう。
このような外見の特徴を持つサメは、ホホジロザメです。
ホホジロザメといえばパニックホラーの映画でも有名なサメ
あれは、あくまでも映画の中の話ですので、ホホオジロザメの主食は、もちろん海の生き物です。
ホホジロザメは主にエイやアザラシ、オットセイなど、体の大きさや、牙の鋭さを見ると納得できるような物を食べています。
ですので、ホホジロサメが近くに来たら、刺激をしないように静かにその場を離れて船に戻るようにしましょう。
ホホジロザメももちろんですが、他のサメであっても、力強いヒレに当たれば、ケガをする可能性がありますので、くれぐれも慎重に行動しましょう。
サメが食べるものがいっぱいある水族館で、サメが魚を襲わない理由
日本の水族館の中には、サメを飼育しているところが数多くあります。
飼育されているサメが他の魚を襲わない訳は「時間が来れば餌をもらえるから」
自然にいるサメは、お腹が空いたら近くにいる魚を追いかけますが、それは追いかけないと食べられないからです。
人間と同じですね。
水族館は、ご飯の時間になれば、栄養バランスを考えた美味しいゴハンをくれます。
そんな楽に餌をもらえるのなら、無理をして水槽の魚を追いかける必要はないと言うわけです。
人間がサメを食べるとは、どういった事なのか
サメは映画のように人間を襲うイメージがあると思いますが、実際は、人間がサメを食べることの方がよっぽど多いのです。
ちなみに、フカヒレに使われるサメは、限られた数種類ではなく、メジロザメ、オナガザメ、ネズミザメ、アオザメ、ヨシキリザメなど、数多くのサメがフカヒレの材料として捕獲されています。
人間の食べ物への飽くなき執念はある意味恐ろしいとも言えます。
あの高級食材を産む、チョウザメとはどんなサメか
食べられるサメと言われた時に、キャビアを産むチョウザメを思い出す人もいますが、実はチョウザメはサメではありません。
チョウザメはチョウザメ目のチョウザメ科に属しておりサメとは異なる魚
サメとは、骨格もエラも卵の形状も全く異なるので、魚に詳しい人からすると、チョウザメに「サメ」という言葉を使われる事自体、紛らわしい話だと言えます。
チョウザメの卵は言わずと知れた高級食材のひとつである、キャビアです。
キャビア自体の美味しさもいうまでもありませんが、親であるチョウザメも美味なため、グルメの間でも人気の食材です。
また、チョウザメの餌ですが、飼育する場合は、魚用のペレットや、冷凍のアカムシなどを食べるそうです。
案外普通の魚と同じ食生活を送っているようです。
一度サメの魅力を知ると、全国の水族館を見て回りたくなることでしょう。